【地方転勤属】工場配属者の仕事、労働環境

新社会人としてウキウキしながら参加した入社式。

そこで人事から告げられた衝撃的な一言は今でも頭の中から離れることはありません。

人事
あっきーは地方工場への配属になります。
あっきー
はい…えっ、地方!?しかも工場!?

そうです。記念すべき最初の配属先は工場でした。

就職活動をおこなった後、メーカーの技術職として内定を受け、漠然と研究を続けていくのかなと思っていた矢先の工場配属。

数日間は凹みました。なにせ当時の私は、「工場の仕事=単純作業でつまらないもの」という印象をもっていたからです。

しかし、いざ働いてみるとそんなことはなく、やりがいの多い仕事もたくさんありました。

あっきー
そこで、今回の投稿では研究志望だった私が工場に配属されて学んだ工場配属者の仕事内容、地方工場の労働環境について紹介したいと思います。

転勤族工場配属者の仕事内容

まずはじめに、転勤族工場配属者がどのような仕事を行っているのかについて紹介します。

工場勤務者の仕事内容

工場勤務者の仕事内容は、大きく分けて以下のようになっています。

  • 事務系
    ・資材調達:原料を管理する人
    ・人事:採用やイベントを企画する人
    ・経理:利益などを計算する人
    ・製品管理:製品在庫を管理する人
  •  技術系
    ・開発:新しい製品を開発する人
    ・生産管理:製品を作る機械を管理する人
    ・品質管理:製造した製品の分析を行う人
    ・設備設計:新たな設備導入を検討する人
    ・メンテナンス:機械の修繕を担当する人
    ・原動:工場を動かすエネルギーを生み出す人

いかがでしょうか?

世間では「工場で仕事をしている人=ライン工」と認識する人が多かれ少なかれいるみたいですが、実は多くの職種の人が集まって仕事をしているんだぞということを知ってもらえたら良いなと思います。

メーカーにとっての工場というのは、会社という大きなコミュニティーの中にある1つの小さな会社(子会社)のようなものです。

工場で働いている人の多くは、工場の所在する地域で採用された労働者達です。

地域単位での採用が必要なわけですから、もちろん採用を担当する人事部というのが常駐されています。

また、1つあたりの工場単位で収支の計算が必要になるので、経理部もあって然るべきです。

そして、当たり前ですが「工場=モノを製造する場所」なので、原料や製品の在庫を管理する人や実際に機械を操作して製品を作る人、作った製品を分析する人、新製品を新たに開発する人が必要になります。

機械の更新やメンテナンをする人は、機械を扱ううえで必須だということは自明のことかと思います。

転勤族工場配属者の仕事内容

上記で説明した職種における、転勤族工場配属者の仕事内容は以下になります。

  • 事務系
    ・資材調達:調達業務、仕事管理
    ・人事:採用、イベント企画、仕事管理
    ・経理:収支計算、仕事管理
    ・製品管理:在庫管理、仕事管理
  •  技術系
    ・開発:開発業務、仕事管理
    ・生産管理:機械管理、仕事管理
    ・品質管理:製品分析、顧客対応、仕事管理
    ・設備設計:設計業務、仕事管理
    ・メンテナンス:修繕業務、仕事管理
    ・原動:設備対応、仕事管理

長々とまとめましたが、地域採用の労働者(一般職)との1番の違いは、自分の業務に加え、一般職の人の仕事を管理する業務が生じるということです。

大手メーカーの工場は、工場人事部により地域で採用された労働者(一般職)と本社人事部により採用された労働者(総合職)が同じ職場で共に働くという特殊な労働環境により成り立っています。

一般的に、転勤族地方配属者は総合職として扱われ、将来の幹部候補として採用された人達を指します。

そのため、必然的に転勤族地方配属者は、一般職の仕事管理も行うことになります。

例:製品開発職の転勤族地方配属者の仕事内容

例として、工場の製品開発職に配属された私が、現在携わっている仕事を以下にまとめてみました。

  • 開発計画の作成
  • 文献調査
  • 試験手順指導
  • データまとめ、報告用資料作成
  • 実機製造テスト
  • 知財関係(特許など)

なにやら小難しいことを羅列していますが、要するに、

新しい製品の設計→製造法の決定→既存の機械で製造→ものができたら権利を取得するというのを繰り返し行っています。

トライ&エラーを繰り返し、得られた結果から解決策を見出すというのは、大学院時代に行っていた研究活動と似たところがあるので、仕事をしていて楽しく感じています。

しかし、大学での研究活動と製品開発職ではそもそも目的が違います。

大学の研究活動では、学術的な新規性を重要視したものであり、お金に結びつかないものがほとんどです。

これに対して、企業での製品開発ではどれだけすごいことを発見しても、お金にならなければ受け入れてもらえませんし、評価にも繋がりません。

研究志望で就職を考えている人にとっては、この点が大きなギャップになると思います。

また、企業での製品開発では、いかにスケジュール通りに開発を進めるかという点も重要になってきます。

競合他社に先を越されてしまったら、開発品がボツになってしまうこともありますからね。

そのため、トライ&エラーによる検討を比較的短時間で行わなければらないので、一般職の人にいかに試験を効率良く、正確にやってもらえるかが重要になってきます。

以上の理由から、一般職の人へ試験手順や試験スケジュールをわかり易く説明することも私に求められている重要な仕事となっています。

人の仕事の管理だけでなく、資料作成や知財関係の調整などの雑務に追われるため、仕事としては大変ですが、業務を成し遂げることで自分のスキルが向上していくのが実感できるのでとてもやりがいを感じています。

なにより、自分が開発した製品が世に出て人の役にたった時の達成間はなにものにも変えられないほどのものです。

大学での研究か、企業での開発かで悩んでいる人の参考になれば幸いです。

地方工場の労働環境

メーカーの工場は、一般的に地方に位置しており、大手のメーカーほど田舎に拠点をおいているような印象を受けます。

そこで、私の実体験をもとに、地方工場の労働環境、地方工場ならではの悩みについて紹介します。

一般職との付き合いが必須

先程説明したように、大手メーカーの地方工場は、一般職と総合職が同じ職場で共に働くという特殊な労働環境により成り立っています。

そのため、総合職の人は仕事をするうえで、一般職の人へ指示を出す機会が必ず生じます。

人によってはここで壁にぶち当たります。

ひとえに一般職という呼び方をしていますが、一般職の中にはもちろん歳上の人もいます。

1歳や2歳じゃありませんよ?

自分が新入社員の場合(22~24歳くらい)、20歳、時には30歳も歳上の人に指示をする必要が生じます。

一般職で20歳、30歳も歳上の人というのは、その職場で自分よりも20年以上長いキャリアを積んでいるということです。

一般職長期勤務者は仕事の経験も知識も豊富ゆえに、プライドが高い人が多いです。

そのため、指示の出し方を間違えると素直に動いてくれなかったり、反発して仕事を放棄してしまうことさえあります。

それにより、仕事が円滑に進まないと困るのは総合職である自分自身です。

上司からはスケジュール通り仕事を進めるように言われ、かたや一般職の人は自分の思い通りに動いてくれない。

結局自分で全て抱えるしかなく、思い悩んだすえ精神を病んでしまい退職した人もいます。

それ故に、「一般職だから下っ端でしょ?」というイメージを持って接するのではなく、1人の先輩として敬意を持って接することがだいじだと思います。

一般職の人と良好な関係を築いておけば、指示したことをやってくれるようになり、結果として自分が楽になります。

上司の入れ替わりが激しい

これは拠点がたくさんある大手メーカーの工場特有のものかもしれませんが、上司の入れ替わりが激しい(多い)です。

一般的に、総合職は数年毎にジョブローテーション(他部署へ移動)することでキャリアを積んでいきます。

総合職として採用され地方工場へ配属された場合、配属先の部署の課長や部長はもれなく転勤族です。

そのため、上司も異動により数年で変わります。

そのため、上司とソリが合わない場合でも数年我慢すれば上司が変わり労働環境がよくなるなんてこともあります。

現に私の場合も、2年足らずの間にすでに1度上司が変わっています。

同期が、職場の上司がどうしても嫌だという理由で会社を辞めましたが、その半年後に、その上司が異動になるといったこともありました。

地方工場配属者で、仕事内容は好きだけど上司がたまらなく嫌いだという人は、1年間だけでも我慢して働いてみると状況が変わるかもしれません。

離職率が高い

都会勤務の総合職と、地方工場配属の総合職を比較してみると地方工場配属者の方が会社を辞めていく人数が多いです。

これはおそらく、地方配属者は近くに悩みを相談できたり、一緒に遊べる友達がいないことが最も大きいな原因だと思います。

気兼ねなく相談できる友人がいないため、上記で説明したような一般職とのいざこざや上司との関係、仕事などにより悩みを抱えた時、自分の中だけで抱えてしまう人が多い印象をうけます。

その結果、精神的な不調で退職していく人が一定数います。

その他には、希望していた部署と異なる部署に配属されやりがいが見い出せなかった場合、友達もいない土地でわざわざつまらない仕事を続ける必要がないと判断する人が多いです。

勤務地は生活環境や今後の人生プランに、大きな影響を与える重要な要因となります。

就職先を考える際は、勤務先には十分配慮することをおすすめします。

以上、私が工場に配属されて学んだ工場配属者の仕事内容、地方工場の労働環境についてでした。

あっきー
これから就活でメーカーを考えている人、地方工場へ配属予定の人は参考にしてみてください!(^^)!














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